2000-08-09 第149回国会 参議院 国土・環境委員会 第1号
ここに実は吉野川の第十堰の建設省四国地方建設局発行の「第十堰改築事業に関する技術報告書 治水編」というのがあるんですよね。治水編ですよ。利水がなくなったとさっきおっしゃったんですが、そこには、第十堰を改築する必要があると考え、昭和六十三年、これは一九八八年です、六十三年度より事業に着手していますというふうに、四国地方建設局長の名前でこういう資料が出ています。
ここに実は吉野川の第十堰の建設省四国地方建設局発行の「第十堰改築事業に関する技術報告書 治水編」というのがあるんですよね。治水編ですよ。利水がなくなったとさっきおっしゃったんですが、そこには、第十堰を改築する必要があると考え、昭和六十三年、これは一九八八年です、六十三年度より事業に着手していますというふうに、四国地方建設局長の名前でこういう資料が出ています。
第十堰改築事業が法改正前の工事実施基本計画を前提に進められている事業だと認識しております。ここに、九年の改正で河川法の「目的」に、環境の整備と保全という目的が追加をされました。もし、今こうした河川整備計画を策定するとなれば、学識経験者でありますとかまさに住民参加の公聴会のような形で意見を加味すれば、これまでと違う結果が当然出るんではないだろうかと思うわけであります。
これは一九九七年八月十八日付の建設省の文書ですが、これを見ますと、「第十堰改築事業への都市用水としての依存はなくなる」、もう利水では必要ないんだということになりました。つまり、最初は利水と治水で出発した事業が、途中から利水という大目的がなくなって、二大目的のうち一つなくなったわけですね。 では、なくなった時点で、これは計画を中止することも含めて抜本的再検討をしたんでしょうか。
「第十堰改築事業代替案について」という代替案の検討をした文書です。これを全部読みました。代替案を五つ検討しています、確かに。しかし、この五つとも全部、現にある第十堰は撤去するということが大前提になっていますよ。なぜ撤去するのかと私たちが聞くと、危険だからだとあなたはおっしゃる。しかし、二百五十年にわたってこれは洪水から守ってきたわけですね。 今老朽化が進んでいる、こうおっしゃる。
現段階におきましては、平成十二年度における吉野川第十堰改築事業として、環境影響評価に関する調査、検討の継続の費用、そして種々の堰の構造の代替案の技術的な検討の着手、そして一般の方々への情報の開示と提供を進めるという内容になっております。
特に、吉野川の第十堰改築事業はこれを象徴するプロジェクトであり、公明党といたしまして過日、六月九日に建設大臣にこの点を申し入れました。次の四点です。地域住民の意思を尊重すること。二点目には、現地視察を含めた事業説明・見学会を定期的、積極的に実施すること。並びに、以前実施され終結した審議委員会とは別に、住民の意見、要望を聞く場をつくって審議委員会の附帯事項を中心に議論すること。
先生の御指摘は、吉野川第十堰の改築事業においてどのような項目を対象として環境影響評価をするか、そういうときに、あわせて総合的な影響を見るべきではないかという御指摘かと思われるわけでございますが、項目自身につきましては、吉野川第十堰改築事業につきましてはこれからのことでございまして、事業者が国民の意見や地方公共団体の意見を受けて検討するということになるんだと思います。
まず最初に、吉野川の第十堰改築事業について御質問をいたします。 さきに、徳島県の吉野川、現地でもって住民投票条例を制定すべしという署名活動が行われまして、先日の衆議院予算委員会での我が党の小林議員の質問にお答えになられて、有権者の約四九%の署名が確定されたということでございました。
○小林(守)委員 それでは次に、徳島県の吉野川第十堰改築事業についてお聞きしたいと思います。これも大変、マスコミ等で取り上げられて、注目されている大きな問題であります。